減価償却費
こんにちは。佐藤です。
今回は、減価償却費について説明します。
〇「減価償却」とは?
事業のために購入した機械や車など時間の経過や使用とともに価値の下がっていく資産(=減価償却資産)については、
購入した年にすべてを必要経費にするのではなく、法律で定められた年数(=耐用年数)に渡って分割して必要経費にしていきます。
このように、数年に分けて費用にしていくことを減価償却といいます。
○減価償却の計算方法
個人事業主の場合は、毎年同じ金額を経費にする計算方法(=定額法)で計算を行います。
また、中古の資産を購入した場合には、新品の場合よりも短い年数で分割していきます。
※そのほか、青色申告者の場合には特例が認められています。
詳しくは税理士までお問い合わせください。
○具体例
(前提) 3月20日に、事業用の軽自動車(法定耐用年数4年、償却率25%)を150万円で購入した。
購入した価格の150万円を4年間にわたって経費にしていくので、1年分の金額は
1,500,000円×25%=375,000円
となります。但し、年の途中の3月に購入しているので、
3月~12月までの10か月分のみが今年度分の必要経費として認められることになります。
375,000円×10ヵ月/12ヵ月=312,500円
したがって、今回は、312,500円が必要経費として認められます。